迷い蛾

 

2024/11/10

昨日、整備隊の作業中に見たことのない鮮やかで大きな蛾が落ち葉の中から現れました!

大きさは8㎝ほど。ベースは黄緑(抹茶色)と黄色、茶色と黒の模様があって、触角は櫛状ではなく先端に向け鋭くとがっています。

自分でその場で調べてもわからなかったのですが、整備隊のメンバーさんが画像でのAI検索をしてくださって正体がわかりました。

クロモンシタバという蛾でした。南方系の蛾ということでインドやオーストラリア、アフリカなど、日本では沖縄や九州、四国、本州の近畿地方に棲息しているようですが、稀に関東や東北で見られることもあるそうです(近畿でもそうそう見られる蛾ではないようです)。じゃあ外来種なのか、と思いましたが人為的にやって来たのではなく、台風や季節風に乗って偶然流されてきたもので基本的には定着はしないそうです(偶産種)。

幼虫はヌルデの葉を食べるそうなので、偶然に偶然が重なって複数個体流れ着けばセンターに定着してくれるかもしれません。(ホタルが棲みつくよりずっと難しそうですが…)

きれいな蛾なのでみんなでしばらく見ていたのですが、しばらく羽を震わせてウォーミングアップした後に元気に飛んでいきました。

次はいったいいつ出会えるでしょうか。

イアーゴ

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